FC2ブログ

桜「はたらけせいばー」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 22:55:24.10 ID:4g+yVe0l0
セイバー「私はもう働いていますが」

桜「ニートですよね?」

セイバー「何を言いますかサクラ!私のどこがニートだというのですか!?」

桜「だって仕事してないじゃないですか」

セイバー「仕事ならしています!この屋敷の警備という仕事を!」

桜「はぁ……」

セイバー「何なのですかそのため息は!?」

桜「もういいです、セイバーさんは働いていますよ、はい」テクテク

セイバー「わかって頂きなによりです」


注目記事




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:00:08.29 ID:4g+yVe0l0
ライダーの部屋

桜「らいだー」ガラッ

ライダー「なななんですかサクラ!?ノ、ノックぐらいして下さい」アセアセ

桜「(官能小説なんか読むんだ……)ちょっと頼みたい事があるんだけど」

ライダー「な、何でしょうか」ドキドキ

桜「あ、忙しいんなら断っても良いんだよ?」

ライダー「そ、そこまで真剣に読んでいません!」

桜「そうじゃなくて、ライダーはバイトしてるでしょ?誰かさんと違って」

ライダー「はい、最低限食費ぐらいは納めたいので」

桜「偉いねライダーは、誰かさんと違って」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:01:52.84 ID:4g+yVe0l0
ライダー「それで私に頼みとは?」

桜「実はセイバーさんについてなんだけど……」

ライダー「セイバーが何か?」

桜「ライダーって口が上手いでしょ?ふたつの意味で」

ライダー「ふ、ふたつ?」

桜「三日前に先輩の部屋でした方じゃない口の上手さ」

ライダー「!!?」

桜「セイバーの……」

ライダー「サ、サクラ!すいませんあの……!」

桜「ライダー」

ライダー「は、はい!」

桜「人の話は最後まで聞こうね?」ニコッ

ライダー「はははは、はい!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:03:44.64 ID:4g+yVe0l0
居間

セイバー「……」ズズ…

ライダー(……なるほど)

セイバー「何ですかライダー、見下ろすとは失礼な人だ」

ライダー「……」ピキッ

セイバー「何か用ですか?」

ライダー「セイバー」

セイバー「何です?」

ライダー「貴女仕事は?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:05:31.88 ID:4g+yVe0l0
セイバー「仕事が何か?」

ライダー「仕事はしないのですか?」

セイバー「む……そうですね、そろそろ屋敷の巡回に……」

ライダー「そうではなくて」

セイバー「何ですか」

ライダー「働く気はないのですか?」

セイバー「ですから今から屋敷の巡回に……」

ライダー「……セイバー」

ライダー「それはただ家の中をうろついているだけです」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:10:09.01 ID:4g+yVe0l0
セイバー「何を言う!私は屋敷に侵入者がいないか見てまわっているのです!」

ライダー「侵入者がいれば結界で分かります」

セイバー「分かった所で撃退できなければ意味がない!」

ライダー「確かにそうですね、でも侵入者を撃退できるのは貴女だけなのですか?」

セイバー「何が言いたい」

ライダー「サクラ、シロウ、リン、貴女、サクラ、そして私……皆常人のレベルを超えた戦闘力の持ち主です」

ライダー「侵入者を撃退できるのは貴女でなくても良いんですよ、セイバー」

セイバー「で、ですが誰かがやらなければ!」

ライダー「貴女ひとりがその任を負う事はないのです」

セイバー「!?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:13:18.89 ID:4g+yVe0l0
ライダー「この家に最低でも先程あげた中の一人がいれば自宅の警備状況としては十分でしょう」

セイバー「ふ、ライダー、甘い」

ライダー「何がですか?」

セイバー「確かにこの家の人達はこそ泥など瞬殺できる程のレベル、だが家にいなければ意味がない!」

ライダー「それはそうですが」

セイバー「ならば昼間!昼間はどうなのですか!」

ライダー「昼間?」

セイバー「シロウとリンとサクラは学校!そして貴女はアルバイト!私しかこの家を守る人はいないじゃないですか!」

ライダー「何も昼間に働く必要はありませんよね?」

セイバー「え」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:17:00.20 ID:4g+yVe0l0
ライダー「夕方から働けば良いのです、その時間なら皆帰ってきています」

ライダー「早朝に働くという手もある、貴女でも新聞配達ぐらいはできるでしょう」

セイバー「貴様!私を愚弄するか!?」

ライダー「それに土日ならば学校は休みでシロウとリンが家にいますし、サクラもたいていはこの家にいます」

ライダー「土日だけ働くという手もあるのです、セイバー」

セイバー「……」

ライダー「セイバー?」

セイバー「……なるほど、確かに的を得ている」

ライダー「ご理解頂けましたか?ならばそろそろ仕事を……」

セイバー「だがそれでは私だけ自宅警備とアルバイトの兼業になってしまうではないか!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:21:40.69 ID:4g+yVe0l0
ライダー「……」

セイバー「不平等ではないか!」

ライダー「……人より多く働く事が嫌なのですか?」

セイバー「私自身は苦ではありません、だが皆の精神上良くないでしょう」

ライダー「精神上?」

セイバー「人に楽をさせて自分は楽をする……私はシロウ達にそんな大人になって欲しくはありません」

ライダー「……」

ライダー「そうですね」

セイバー「分かってもらえましたか」

ライダー「では貴女はなおさら働くべきだ」

セイバー「何故!!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:25:12.96 ID:4g+yVe0l0
ライダー「この家の警備を担当しているのは貴女だけではないです」

セイバー「何を言っているのです、警備の仕事をしているのは私だけです」

ライダー「違います、例えば……セイバー、貴女は廊下にゴミが落ちていたらどうしますか?」

セイバー「ひろって捨てます」

ライダー「貴女だけではなく皆そうするでしょう」

ライダー「侵入者に対してもそうです、皆発見すれば応戦するか助けを呼んで皆を集めたりするでしょう」

セイバー「その時駆けつける役が私です」

ライダー「貴女以外でもその役はできます」

セイバー「私では役不足だと言うのか!」

ライダー「……またさっきの話をしますか?」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:29:24.34 ID:4g+yVe0l0
ライダー「兼業が良くないと貴女は言いましたが、みんな既に兼業しています」

セイバー「なに?」

ライダー「私は貴女の言う自宅警備とやらの傍らアルバイトをしていますし」

ライダー「サクラとリンは学業と家事を両立しています」

ライダー「シロウに至っては学業と家事に加え、アルバイトまでしています」

セイバー「……」

ライダー「それなのに貴女は今、自宅警備とやらしかやっていないのです」

セイバー「……」

ライダー「不平等ですよね、セイバー」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:31:57.15 ID:4g+yVe0l0
セイバー「わ、私は自宅警備に全力を注いで……!」

ライダー「そもそもその自宅警備という職務、必要なのですか?」

セイバー「何を言うライダー!警備しなくてどうする!」

ライダー「普通の泥棒ならば結界の警告で驚いて逃げていきます」

セイバー「それはそうですが……」

ライダー「必要ですか?セイバー」

セイバー「ならキャスター!キャスターはどうなのだ!?」

ライダー「なるほど、キャスターならば結界をすり抜けて侵入するのも可能です」

セイバー「なら!!」

ライダー「でもキャスターはこの家に危害を加える気はないでしょう」

セイバー「ライダー!私はあの女に……!」

ライダー「危害を加えられるのは貴女だけですし、侵入して来るのも貴女がいるからです」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:34:15.53 ID:4g+yVe0l0
セイバー「ふ、ライダー、やはり貴女は騎士ではないな」ニヤリ

ライダー「何ですか」

セイバー「他の魔術師が侵入して来るかもしれないではないか!」

ライダー「なるほど」

セイバー「そうなったらキャスターの様にはいかない!シロウが殺されてしまうかもしれない!」

ライダー「確かにそうです」

セイバー「ふふん!」

ライダー「ならば結界を強化すれば良いだけです」

セイバー「!?」

ライダー「リンやイリヤならば並みの魔術師では破れない結界を作れるでしょう」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:38:01.39 ID:4g+yVe0l0
セイバー「破れる魔術師がいるかもしれないではないか!」

ライダー「バーサーカーを庭に置きましょう」

セイバー「何故バーサーカーだ!!」

ライダー「最強の番犬です、猫一匹通さないでしょう」

セイバー「ライダー……やはり貴女は……」クスッ

ライダー「何ですか」

セイバー「バーサーカーをこの家に置いてはイリヤスフィールの身の安全が守れないではないか!」

ライダー「イリヤの警護ならあのメイド達がいるでしょう」

ライダー「彼女達も人を超えた戦闘力の持ち主、何も心配する事はありません」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:40:43.79 ID:4g+yVe0l0
セイバー「ふーライダー」

ライダー「反論でも?」

セイバー「確かにバーサーカーを庭に置けば侵入者にとっての最大の脅威だ、威嚇にもなる」

セイバー「だがバーサーカーは狂化されたサーヴァント!」

セイバー「私達の命令など聞くわけがない!逆にバーサーカーにシロウを殺されてしまうかもしれないではないか!」

ライダー「なるほど、イリヤが命じていればそんな事はないと思いますが可能性はありますね」

セイバー「そうでしょう、やはり私がこの家に……」

ライダー「ではこの際バゼットをこの家に住まわせましょう」

セイバー「何故だ!!?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:43:06.41 ID:EJTEunTB0
よく屁理屈がそんなにもつな
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:45:11.98 ID:4g+yVe0l0
セイバー「バゼットにはバゼットの生活がある!こちらの都合を押し付けてはいけない!」

ライダー「どうせバゼットの事だから仕事を次々にクビになってホームレスみたいな暮らしをしている事でしょう」

ライダー「この家に置けば美味しい食事と暖かい寝床にありつけるのです、バゼットにとっても悪い話ではないはず」

セイバー「し、しかしシロウが何ていうか!」

ライダー「シロウの事です、バゼットの現状を見れば自らバゼットの保護をしようとするでしょう」

セイバー「確かに我がマスターはそうするでしょう、しかし……」

ライダー「しかし何ですか?」

セイバー「私の立場はどうなる!」

ライダー「働いて下さいセイバー」
23: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/15(日) 23:48:22.58 ID:4g+yVe0l0
ライダー「バゼットが一日中家にいれば貴女は好きな時間に働きに出る事ができます」

セイバー「確かに……」

ライダー「これで問題は解決ですね、ではバゼットを呼んできm……」

セイバー「待て!」

ライダー「なんですか」

セイバー「不平等だ!」

ライダー「なにが」

セイバー「バゼットだけ兼業をしない事になる!良くない!」

ライダー「何故兼業をしなければならないのですか?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:51:31.42 ID:4g+yVe0l0
セイバー「だって労働量に片寄りが……」

ライダー「ならば全員がシロウのように学業と家事と仕事をしなければいけなくなる」

セイバー「!?」

ライダー「そもそもニートの貴女がバゼットにそんな事を言える立場ではない」

セイバー「私はニートではない!」

ライダー「バゼットには勤労意欲があります、ただ不器用なので仕事が長続きしないだけです」

セイバー「わ、私にだって勤労意欲はある!」

ライダー「認めるのですね?今の自分は仕事をしていないと」

セイバー「!?」

ライダー「貴女は自分でも分かっていたはず、自らがニートというぬるま湯に漬かっていたと」

セイバー「ち、ちが……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:54:20.09 ID:4g+yVe0l0


数日後

バゼット「うう……美味しい……美味しいです……」モグモグ

ライダー「まさか新聞紙にくるまれ木の根をかじる生活をしているとは思いませんでした」

士郎「たくさん食べなよバゼット、ここに来てくれれば良かったのに……」

バゼット「人にものを恵んでもらうなどプライドが許しません」

凛「新聞紙を布団にしてプライドも何もないわよ」

ライダー「バゼット、この家の警備をしてはどうですか?」

セイバー「!?」

バゼット「けいび?」モグモグ
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 23:56:38.68 ID:4g+yVe0l0
ライダー「はい、この家の保安活動をする対価として食事と寝床を提供してもらうのです」

ライダー「これなら貴女のプライドを傷つけないと思いますが」

バゼット「なるほど確かに」モグモグ

士郎「バゼットが良いんなら俺もそうして欲しいな」

大河「あれ?でもそれじゃあセイバーさんはどうなるの?」

セイバー(タイガ!)パアア

ライダー「セイバーは今まで日中の家を空にする事を怖れて働きに出られなかったのです」

セイバー「!?」

凛「へーそう」モグモグ
27: ◆TU2imyK31H1o 2012/07/16(月) 00:01:54.57 ID:wfvPSvKw0
士郎「何だセイバー、言ってくれれば良かったのに」

セイバー「シ、シロウ!あ、あの……」

バゼット「私がこちらの家の警備をする事が皆さんのためになるのなら、喜んで自宅警備引き受けさせて頂きますが」

士郎「ありがとうバゼット、是非頼む」

セイバー「シロウ!」

凛「そうしましょう、セイバーもいい加減働かないとね」

大河「教師としてその意見にさんせーい」

ライダー「私も異論はありません」

桜「仲良くしましょうねバゼットさん」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:05:15.25 ID:wfvPSvKw0
セイバー「み、皆さん……」オロオロ

士郎「ごめんなセイバー、今までこの家のためを思って無職でいてくれていたんだろう?」

セイバー「……」

士郎「これからはいっぱい仕事して良いんだぞ?」ニコッ

セイバー(あ……あ……)ブルブル

凛「良かったわねセイバー」ズズ…

バゼット「この家の警備は安心して私に任せて下さい」モグモグ

ライダー「貴女は最優のサーヴァント、さぞや素晴らしい仕事ができるでしょう」

桜「思いきって一人暮らししてはどうですか?」モグモグ

セイバー(あ……あ……)

セイバー(うわああああああああああ!!!)
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:07:28.91 ID:4g+yVe0l0
ついに働きに出なければいけなくなったセイバー!

だが人の心の分からぬ王に、無慈悲な社会の冷たさが襲いかかる!

タメ口をきいてくる高校生バイト

怒り狂うおばちゃんパート

果たしてセイバーは無事脱ニートできるのか!?

次回、『せいばーひきこもる』



続かない!

 

注目記事!




関連記事
  タグ:

コメントの投稿



お知らせ
また、サイトを見やすいように改造しました

改造したところ:
カテゴリをあいうえお順にしました、

時折修正していきますので、今後ともよろしくお願いします

旧ブログはこちら  旧ブログ

Twitter

SSなびのTwitterアカウントです

最新記事
ピックアップカテゴリ
カテゴリ
人気記事
RSSリンクの表示
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


※メールの打ち間違いにお気をつけください。
返事無い時は、メールの打ち間違いの可能性がありますので、再度送信していただくか、コメント欄をご使用下さい。