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セイバー「第四次半額弁当戦争・・・・?」

  • カテゴリ:Fate 
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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:19:13.68 ID:5xqY9n7Z0
セイバー「聖杯戦争ではなく・・・弁当ですか?」

切嗣「あぁそうだ。今回俺たちはこの冬木の地に散りばめられた3つの半額弁当を取り合うことになっている・・・」

セイバー「(喋れたんだ・・・)しかし、冬木はそこまで大きい町でないといえ流石に弁当のような大きさのものを見つけれるはずがないのでは・・・?そもそも町に置かれてるなど衛生面的にも問題が・・・」

切嗣「その点は心配ない。弁当は特性のケースに入れられ一週間もの間新鮮な状態で食べられるようになっている」

セイバー「いや、しかしたかが弁当のために殺し合いなど」

切嗣「・・・・・っ!」パァン

セイバー「!?」


的な感じでオナシャス
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:20:20.83 ID:DiODIg5O0
すていないとは何次?
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:21:24.36 ID:ecEEj6Ro0
五次
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:22:13.12 ID:m+ZTB/Lw0
食い物がかかったらセイバーはマジで最優のサーヴァントになりかねない
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:36:49.21 ID:Ned4F74I0
凛「アーチャー?」

アーチャー「何かな?」

凛「ん」

アーチャー「これは?」

凛「特売のチラシ」

アーチャー「それで?」

凛「買ってきなさい」

アーチャー「名家と謳われた遠坂家も落ちぶれたものだな」

凛「はやく行きなさい」

アーチャー「はいはい」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:40:35.68 ID:Ned4F74I0
―スーパー―

アーチャー「ふむふむ……この弁当が半額なのか」

キャスター「とぅ!!」

アーチャー「!?」

キャスター「やっほー!!ご主人さま~、半額弁当ゲットしましたよぉ~」

アーチャー「貴様は……」

キャスター「おやおや、これはこれは」

アーチャー「久しぶりだな、化け狐」

キャスター「良妻狐と呼んでくださいまし」

アーチャー「何をしている?」

キャスター「ふふ……何って半額弁当を買いに来たのですよ?」

アーチャー「ふむ……お前の所も家計が厳しいのか?」

キャスター「節約はいいことだと思いません?良妻的に」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:47:34.39 ID:Ned4F74I0
キャスター「では、私はこれで」

アーチャー「ああ」

桜「ありがとうございます」

キャスター「そんなぁ~、もっと褒めてください」

アーチャー「さて、私も――」

ライダー「ふむ。今日の飯はこれでよかろう」

アーチャー「な……」

ライダー「あの小僧にはもったいないぐらいであろう」

アーチャー「お前は征服王か……」

ライダー「ん?貴様は……おお、すまんな。あまりにも矮小で気がつかんかったわ」

アーチャー「……」

ライダー「余は急いでおる。それではな」

アーチャー(あいつら、そんなに資金繰りに困っているのか?)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:51:34.10 ID:Ned4F74I0
アーチャー「まあ、いい。それでは―――」

ランサー「よっと」

アーチャー「む……」

ランサー「悪いな、赤いの。これは俺が貰うぜ」

アーチャー「……これはこれは。野良犬故に人の物に手を出すとは、手癖の悪さは本物だな」

ランサー「負け犬の遠吠えにしか聞こえんぜ?」

アーチャー「……」

ランサー「こっちも色々大変なんだよ。マスターが結構横暴でな」

アーチャー「ふん。飼い主の為に甲斐甲斐しく、このような場末まで訪れるとは。英霊が聞いて呆れる」

ランサー「てめえもだろうがよ!!」

アーチャー「……」

ランサー「じゃあな」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/20(日) 23:55:56.35 ID:Ned4F74I0
アーチャー「どいつもこいつも……」

アサシン「妄想心音(ザバーニーヤ)」

アーチャー「!?」

アサシン「―――回収成功」

アーチャー「まて。コソ泥か貴様」

アサシン「闇に紛れてこそのアサシン。早く手にしない貴殿が悪い」

アーチャー「なんだと……?」

アサシン「そんなことではこの半額弁当戦争には勝ち残れまい」

アーチャー「どういうことだ?」

アサシン「では、失礼」

アーチャー「……半額弁当戦争?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:00:27.86 ID:o8s1sSY90
アーチャー「ふむ……まだあるからいいが―――」

バーサーカー「――――――――」ガバァ

アーチャー「ぬお!?」

雁屋「よくやった。行くぞ」

バーサーカー「……」コク

アーチャー「ま、まて!!この弁当はおひとり様、一つまでだ」

雁屋「……どこに目をつけている?弓者として恥ずべき視力だ」

バーサーカー「……」コクコク

アーチャー「なに……?」

雁屋「ここに二人いるだろ?」

アーチャー「……」

雁屋「ではな」

バーサーカー「……」バイバイ

アーチャー「確かにこれは戦争と言えなくはないな……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:01:45.65 ID:he2fGaUy0
バサカ可愛すぎ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:07:01.88 ID:o8s1sSY90
アーチャー「残りは3つか」

セイバー「―――でぁぁぁぁぁ!!!!!!」

アーチャー「む!?―――させるか!!!」

切嗣「……」バァァァン

アーチャー「ちっ!?援護射撃だと!?」

セイバー「もらいました!!」

アーチャー「させん!!」キィィン

アイリ「やぁ!!」シュルルル

アーチャー「な、なんだ!?なにかが足に……!?!」

セイバー「やりました!!」

アイリ「おめでとう、セイバー!!」

セイバー「いえ、アイリスフィールのお陰です」

アイリ「ううん、セイバーの実力よ」

アーチャー「まて。いい加減にしろ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:11:42.21 ID:o8s1sSY90
セイバー「なんでしょう?」

アーチャー「なぜ、3つもとる?」

セイバー「人数分必要だからです」

アーチャー「二人ではないか」

セイバー「いえ。家のほうにもう一人います」

アーチャー「それでは証明にならん」

切嗣「――退け、アーチャー。もう戦争は終わりだ」

セイバー「キリツグ?!」

アーチャー「くっ……やはり先ほどの射撃は……」

切嗣「退けといった」

アーチャー「わかったよ。ここは退散しよう。これ以上の問答は不毛のようだ」

切嗣「それがいい」

アイリ「来ていたのね」

切嗣「ああ」

アーチャー(なんということだ……凛になんといえば……)
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:17:03.74 ID:o8s1sSY90
桜「龍之介さん、どうぞ」

龍之介「おお!!手に入れたのかよ!!」

キャスター「私が取ってきたんですよ?」

龍之介「最高にクールだな、あんたら!!」

桜「いえいえ」

キャスター「それほどでもありますね~」


ライダー「ほれ」

ウェイバー「なんだよこれ!!」

ライダー「半額だった。お前にはこれでよい」

ウェイバー「あぁ!!お前!!その手にある肉はなんだよ!?!?」

ライダー「ごちゃごちゃいうな。これは余の分だ」

ウェイバー「ふざけんなぁぁ!!!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:23:24.59 ID:o8s1sSY90
セイバー「これが半額弁当戦争なのですね、切嗣?」

切嗣「……」

セイバー「からあげをどうぞ」

切嗣「そうだ」

セイバー(しゃべった)

切嗣「……」

セイバー「ハンバーグをどうぞ」

切嗣「……だが、これは予行演習にすぎない。気をつけることだ」

セイバー「はっ」


アサシン「……どうぞ」

言峰「どうだ。こういう戦いにはアサシンが向いている」

ギルガメッシュ「ふん……つまらん。我は帰って寝るとする」

言峰「中々、旨いぞ?」

ギルガメッシュ「舌が汚れる。見せるな」

言峰「そうか」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:27:35.79 ID:o8s1sSY90
ランサー「ほらよ。もってきてやったぜ?」

バゼット「感謝します」

ランサー「はやく食えよ」

バゼット「ごちそうさまでした」

ランサー「……」

バゼット「貴方の力は見せてもらいました。これからよろしくお願いします」

ランサー「はいはい……」


バーサーカー「……」アゲル

雁屋「いや、お前が二つとも食べろ」

バーサーカー「……」フルフル

雁屋「……しかし、一つだけではお前の腹は満たされないだろう?」

バーサーカー「……」フルフル

雁屋「……いいのか?」

バーサーカー「……」コクコク

雁屋「わかった。貰おう」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:32:48.99 ID:o8s1sSY90
―遠坂邸―

凛「それで?」

アーチャー「私が作ろう。弁当なんかよりも良質な――」

凛「アーチャー?」ニッコリ

アーチャー「な、なんだろうか……その笑顔は?」

凛「貴方のマスターはだぁれ?」

アーチャー「凛だ」

凛「そのマスターが取ってこいといった物をとってこれないとは、どういうことかしら?」

アーチャー「邪魔が入ったのだ」

凛「そんないいわけが殺し合いの場でも通用するとでも思ってるの?」

アーチャー「む……」

凛「半額弁当戦争の予行演習だったの、これはね」

アーチャー「なんだそれは?」

凛「もういいわ。お腹すいたし、なんか作って」

アーチャー「……承知した」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:36:19.35 ID:o8s1sSY90
―厨房―

アーチャー「ほっ」ジュー

アーチャー(それにしても半額弁当戦争とはなんだ……?)

アーチャー(全く予備知識がないのだが……)

アーチャー「……」ペロ

アーチャー「……よし」

アーチャー「凛に聞いてみるか」

アーチャー「……」

アーチャー「いや、なにか小言を言われて終わるのがオチか」

アーチャー「それぐらい自分で調べられるさ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:40:19.68 ID:o8s1sSY90
―間桐邸―

アーチャー(比較的友好的なのはここぐらいだな)

キャスター「―――おんやぁ?」

アーチャー「狐か。お前のマスターは?」

キャスター「今は作品を制作中です」

アーチャー「作品?」

キャスター「はい」

アーチャー「訊きたいことがあるのだが、呼んできてはもらえぬか?」

キャスター「無理ですね。ご主人さまだけならともかく、今は龍之介様もいらっしゃいますから」

アーチャー「誰だ?」

キャスター「私のもう一人のご主人さま、ですかね?」

アーチャー「待たせてもらっても?」

キャスター「あ、それならいいですよ。お茶ぐらいはだしましょう」

アーチャー「すまないね」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:45:01.40 ID:o8s1sSY90
キャスター「どうぞ」

アーチャー「……」ズズッ

キャスター「……」フリフリ

アーチャー「何故、尻尾を振っている?」

キャスター「あ、これは癖なんで。気にしないでください」フリフリ

アーチャー「そうか」

アーチャー「……この際、お前でもいい」

キャスター「はい?」

アーチャー「……半額弁当戦争とはなんだ?」

キャスター「なんですか、それ?」

アーチャー「……知らないのか?」

キャスター「生憎とご主人さまのこと以外は興味ありませんので」

アーチャー「そうか」

龍之介「できたぁ!!!みてくれよぉ!!!この最高の作品をぉぉぉ!!!!」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:51:03.94 ID:o8s1sSY90
キャスター「おおっ!!」

アーチャー「……」

桜「すごいんですよ!!もう天才的です!!」

龍之介「まぁな。でも、今回は流石のオレも色々と工夫したぜ」

キャスター「はやくみせてくださいましぃ!!」

龍之介「ああ、みてくれ!!」

アーチャー「な……!?」

龍之介「弁当の具で作った、食べられるオルガンだ!!」

桜「すっごい!」

キャスター「きゃぁぁ!!!龍之介さまの感性に、全身総毛立ちぃぃぃ♪」

龍之介「どう?」

桜「クールです!!」

キャスター「はい!!もうほれなおしました!!もう惚れてましたけど!!」

アーチャー(まさに狂気だ……何を考えている、こいつ……)
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 00:57:35.38 ID:o8s1sSY90
龍之介「ん?どちらさん?」

アーチャー「あ、ああ、すまない。その作品に呆気をとられてまった」

桜「それは仕方のないことですよ」

キャスター「お気になさらず」

アーチャー「私はアーチャーという。遠坂凛に仕えるサーヴァントだ」

龍之介「オレは雨生龍之介。ご覧の通り、アーティストだから」

アーチャー「中々の作品だな」

龍之介「へぇ。この良さがわかる!?いいねえ、あんたもクールだよ」

アーチャー「……」

龍之介「この鍵盤のウインナー、押さえてみ」

アーチャー「……」グッ

ド~♪

龍之介「な?」

キャスター「きゃぁ!!音までなるなんてすっごーい!!」

桜「龍之介さんはやっぱり天才だったんですね!!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:00:34.66 ID:pZ1RApqU0
天才ってレベルじゃねぇwwww
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:01:22.96 ID:1JLp+1PN0
魔術や
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:04:00.46 ID:GEtCc1ZW0
綺麗な龍ちゃんwwwwww
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:04:10.24 ID:o8s1sSY90
龍之介「これは会心の出来栄えだからな。もう同じのは作れそうにない」

アーチャー(指に油が……)

桜「ところでどうしたんですか、アーチャーさん」

アーチャー「あ、ああ。半額弁当戦争について訊きたいのだが」

桜「ああ、そのことですか。姉さんからはなにも?」

アーチャー「知っての通り気分屋でね。今は口を割りそうにない」

桜「分かりました。座ってください」

龍之介「よし。景気づけにエリーゼの為にでも奏でるか」

キャスター「おぉー」

龍之介「弁当オルガンの神髄だぁ!!」ポロンポロン

キャスター「あ、ここ鮭だ」

龍之介「食べてもいいけど補充してくれよ?」

キャスター「はい♪」モグモグ
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:04:36.61 ID:QFmf78tH0
食ったらその音の声が出ちゃうとかだと思ったらガチで音なってワロタ
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:07:45.00 ID:Um4nhopK0
本当に無駄にすごい
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:09:32.99 ID:wjhHFm9E0
魔術を通り越して、魔法の域に踏み込みつつあるだろwww
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:10:14.16 ID:o8s1sSY90
アーチャー「なるほど……散りばめられた3つの半額弁当を取り合う、と?」

桜「そうです」

アーチャー「何のためにだ?」

桜「今回から聖杯戦争のやり方が一新されたんです」

アーチャー「ほぉ」

桜「今まで残虐非道の限りを尽くし、時には街を飲みこむほどの戦が起こりました」

アーチャー「そうだな」

桜「ですから。お弁当を三つ集めることで聖杯を完成させればいいじゃないか、という平和的且つ合理的な方法になりました」

アーチャー「だが、奪い合うのだろう?」

桜「ええ」

アーチャー「根本的な部分は変わってないと思うが?」

桜「でも、相手サーヴァントを殺さなくてもよくなりました。お弁当が集まればいいので」

アーチャー「いやいや」

龍之介「ふんふふーん」ポロンポロン

キャスター「あ~あ~♪」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:16:38.76 ID:o8s1sSY90
アーチャー「誰かが弁当を手に入れてしまった場合、誰かが奪うことになる。そのとき、戦争は避けられんぞ?」

桜「そこは運営側の詰めが甘かった、ということで」

アーチャー「……」

龍之介「ふんふーん♪」ポロロン

キャスター「あぁ~♪」

アーチャー「……やかましいな」

桜「―――今、なんと?」ギラッ

キャスター「―――お口を滑らすと、もうお口を開くことができなくなりますよ?」

アーチャー「すまない。失言だった」

龍之介「おふたりさん、そこまでだ。旦那が困ってるだろ?」

桜「はい……」

キャスター「すいません……」

龍之介「ところで気になるな。その半額弁当戦争」

桜「え……」

龍之介「創作意欲が湧いてきた。詳しくおしえてくれよ」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:21:46.18 ID:o8s1sSY90
龍之介「――へえ」

キャスター「どうなさいました?」

龍之介「いいね。面白い。オレも参加する」

キャスター「龍之介さま……」

桜「でも……」

龍之介「その弁当の中身で最高の作品が作れそうだし」

キャスター「おぉ!!」

桜「だったら、参加しましょう!!」

龍之介「と、いうわけだ。旦那。今からは敵。ま、仲良くしないようにしようぜ?」

アーチャー「……わかった。そのほうがいいようだな」

龍之介「あー!!どんな具がはいってんだろうなぁぁ!!はやく見たい!!」

桜「がんばりましょうね、龍之介さん!!」

キャスター「微力ながらお手伝いします!」

アーチャー「……」

アーチャー(何故、半額弁当なのだ?)
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:27:11.56 ID:o8s1sSY90
―遠坂邸―

アーチャー(どうなっているのだ……今回の聖杯戦争は……)

凛「――出かけるわよ」

アーチャー「どうした?」

凛「弁当の場所がわかった」

アーチャー「なんだと?」

凛「準備して」

アーチャー「凛、その件だが」

凛「なに?」

アーチャー「誰かが手に入れるのを待ってみてはどうだ?」

凛「奪うってこと?」

アーチャー「そうだ」

凛「ダメよ。一度手に入れられた、まず奪うことは不可能だもの」

アーチャー「何故だ?」

凛「食べ物が目の前にあったらどうする?」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:33:45.17 ID:o8s1sSY90
アーチャー「食べるが」

凛「そういうこと」

アーチャー「どういうことだ?」

凛「いい?半額弁当の中身が分裂した聖杯だと思ってくれていいわ」

アーチャー「まて……それはつまり……」

凛「そう。それらをサーヴァントが食すことで血肉に変える。そして聖杯が完成する。そういう仕組み」

アーチャー「では、一人が一つを食べれば……」

凛「次も確実に食べなきゃダメ。他の奴らはその邪魔をしなきゃだめ。聖杯を完成させないためにね」

アーチャー「なるほど……最初に食べた奴は聖杯に願いを叶えてもらえる可能性が残るかわりに、他が敵になると」

凛「ええ」

アーチャー「聖杯が完成しなければ?」

凛「その時点でこの戦争は終結。ただし、二個食べた場合、次回の戦争で令呪がプラス五回増える特典があるわ」

アーチャー「ふむ。では結局は三つを見つけるまでは戦争は終わらんのか」

凛「そう。さ、行くわよ。こうしている間に奪われちゃ話にならないもの」

アーチャー「わかった」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:39:53.63 ID:o8s1sSY90
―新都―

アーチャー「だが、食べられる前に奪えばいいわけか?」

凛「ええ。食べられたらお終いだからね」

アーチャー(では、先取りされてもまだ希望はある、ということか)

凛「さあ、この辺に……」

アーチャー「―――凛!!!」

バーサーカー「――――――」ブゥン!!

凛「きゃぁ!?!?」

アーチャー「バーサーカー……!?」

凛「ちっ……いきなり、ね」

バーサーカー「……」

アーチャー「だが、ここにあるのは間違いなさそうだ」

凛「ええ……」

バーサーカー「……」

さつき「――えー、今から聖杯弁当半額~♪数は一つ限り~♪」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:44:12.82 ID:o8s1sSY90
凛「開始の合図よ!!いきなさい、アーチャー!!!」

アーチャー「タイムセールじゃあるまいし!!」

バーサーカー「―――」ゴォォォォ

アーチャー「くっ!!!」ギィィィン

バーサーカー「……」グググッ

アーチャー「ぬぬ……なんだ、こいつは……」

セイバー「―――もらった!!」

アーチャー「な!?」

ランサー「わるいな、セイバー!!!―――刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)」

ザンッ!!

さつき「きゃぁ!?弁当が串刺しにぃ!!」

セイバー「卑怯です、ランサー!!!」

ランサー「これは戦争だぜ?そんな綺麗事が通じるかっての」

アーチャー「しまった……!!」

バーサーカー「……」ガーン
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:50:18.81 ID:o8s1sSY90
ランサー「よし。これを食えば―――」

切嗣「……」バァァァン

ランサー「……っ!?」

アーチャー「しめた!!弁当が吹き飛んだ!!!」

バーサーカー「……」チャーンス

アーチャー「トレース・オン!―――刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)」

ランサー「させるかぁ!!!」ギィィィン

アーチャー「くっ……!?」

バーサーカー「―――」グアァ

セイバー「させません!!!」

ライダー「―――AAAALa LaLaLaLaei ( アアアアララララライッ ) !!」

アーチャー「なに……?!!?」

ライダー「この弁当、余がもらったぁ!!!」

バーサーカー「……」ガビーン
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:55:28.93 ID:o8s1sSY90
凛「アーチャー、なにやってんのよ!!」

切嗣「……そこまでだ」カチャ

凛「ぐっ……!?」

切嗣「アーチャーを退場させろ。それが出来ないなら、ここで死んでもらう」

凛「ごめんなさい。―――どっちも無理!!」ドゴォ

切嗣「……ぐ」

凛「中国拳法ってご存知かしら?」

切嗣「……」

凛(何こいつ……全く恐れてない……?少しぐらい驚いても……)

切嗣「遠坂の者も凋落が著しいと見える」

凛「な……!?」

切嗣「こんな不完全な型で魔術師の戦いに挑まなくてはならないとはな」

凛「言うわね……どこの馬の骨?」

切嗣「……」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 01:55:56.20 ID:J8IjIZ3M0
乱戦すぎるwwwwwwwww
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:02:00.25 ID:o8s1sSY90
アーチャー「――凛!?」

切嗣「……ちっ」

凛「うそ!?」

切嗣「死んでもらう」

凛「な―――」

アーチャー「トレース・オン!!―――偽・螺旋剣(カラドボルグII)」

切嗣「!?」

ドォォォォン!!

アーチャー「無事か!?」

凛「な、なんとか」

切嗣「貴様……」

アーチャー「ここは退くぞ」

凛「でも、弁当……」

アーチャー「悪いが私ではあの混戦には勝てん」

凛「役立たず!!」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:09:16.72 ID:o8s1sSY90
ライダー「ふふふ……さあ、食すとするか」

セイバー「征服王!!―――エクスカリバァァァ!!!!」ドォォォォン

ライダー「ぬお!?!」

ウェイバー「なにやってんだよ!!弁当が吹き飛んだだろ!!」

ライダー「仕方あるまいて」

バーサーカー「―――」ヤッタァ

セイバー「よし!!宙を舞う弁当を―――」

ランサー「俺が―――」

キャスター「あいや、おまちを!!」

ランサー「!?」

キャスター「この夜空の下でなんとも見苦しい食肉の争い。そんなことでは平和は勝ちとれません」

セイバー「あなたは!?」

キャスター「はい。お弁当は私が賜ります。これでこの場は万事解決♪」

ライダー「ほお。キツネの癖に漁夫の利とは恐れ入る」

キャスター「抜け目がなくては良妻は務まりませんもの」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:13:38.13 ID:o8s1sSY90
キャスター「では、さっそ―――」

アーチャー「狐!!!後ろだ!!!」

キャスター「――え?」

ギルガメッシュ「ふん。狐の餌にしておくには、少々高価すぎるぞ」

キャスター「あ、あぁ……」

セイバー「英雄王!?」

ライダー「ほぉ?」

ギルガメッシュ「――よこせ」パチンッ

キャスター「あ―――」

ドン!ドン!!ドン!!!ドン!!!!

キャスター「ごふ――――」

ギルガメッシュ「下らん」

凛「な、なに……いまの……?」

アーチャー「宝具の雨……?」

キャスター「あ……ぁ……りゅ……の……すけ……さ、ま……」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:19:47.83 ID:o8s1sSY90
セイバー「キャスター!!」

キャスター「いたい……」

さつき「ああ、血がいっぱい!!たいへんだぁ!!!」

ギルガメッシュ「ふん。では、さらばだ」

セイバー「待て!!逃がしはしません!!」

ギルガメッシュ「……」

セイバー「エクス―――」

アサシン「……」

セイバー「!?」

ギルガメッシュ「騎士王、一歩でも動いてみろ。そこの影が貴様の心臓を抉り取るぞ?」

セイバー「くっ……」

ギルガメッシュ「あと、そこの雑種も意味のない狙い撃ちはするな。我の衣服にゴミがつく」

切嗣「……」

ギルガメッシュ「ではな。愚民ども」

ライダー「余を愚民呼ばわりとは言ってくれる……英雄王……」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:24:53.36 ID:o8s1sSY90
さつき「……」ペロペロ

キャスター「……あの、血を舐めないでくだ……うっ」ガクリ

ウェイバー「お、おい……どうするんだ?」

ライダー「フハハハ!!!良い!!良いぞ!!」

ウェイバー「え?」

ライダー「実に愉快!!戦争は強者が上にいなくてはなぁ!!」

ウェイバー「な、なにいってるんだ!!状況がわかってのかぁ!?」

ライダー「うむ。―――大変だな」

ウェイバー「あほかぁ!!」

ライダー「では帰るぞ。もう奴を探せはしないだろうて」

ウェイバー「だけど……」

ライダー「心配するな。愚民から奪った者を口にするほど、奴は狭小ではない」

ウェイバー「え……?」

ライダー「取り返せばよいのだ、フハハ」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:28:11.93 ID:o8s1sSY90
ライダー「ではな!!」

ウェイバー「うわぁぁぁぁ!!!!」

セイバー「行ってしまったか」

ランサー「ちっ……俺も退散するわ」

バーサーカー「……」コクコク

ランサー「なんだ?一緒に帰ろうって?」

バーサーカー「……」コクコク

ランサー「そうだなぁ……もう一個目を奪われた時点で俺たちは味方みたいなもんか」

バーサーカー「……」コクコク

ランサー「んじゃ、酒でも飲んでかえるかぁ!!」

バーサーカー「……」コクコク

セイバー「切嗣、我々も……」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「あぁ!!待ってください!!」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:33:46.26 ID:o8s1sSY90
アーチャー「……すまない、凛」

凛「相手が悪かったわね」

キャスター「……ええ。油断……ではありませんが、かなりの兵ですね」

凛「誰よ。サーヴァントは七人しかいないって言った奴」

さつき「では、私はこれで」

凛「あなたが弁当の売り子なの?」

さつき「今回だけです」

凛「じゃあ、残り二つはまた違う人?」

さつき「はい」

凛「そう。お疲れ」

さつき「はい」

アーチャー「しかし、これで我々に勝ちはなくなったわけか」

キャスター「いいえ。私は他のお弁当を必ず手に入れます。龍之介さんの為ですから」

アーチャー「……そうか」

凛「戻りましょう。次のお弁当を探さないと」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:38:05.10 ID:o8s1sSY90
―教会―

言峰「流石だな、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「ふん」

言峰「さあ、弁当を食べろ」

ギルガメッシュ「断る」

言峰「なんだと?」

ギルガメッシュ「それは聖杯だ。我の者。そして我の者である以上、その形を崩すつもりはない」

言峰「……」

アサシン「……」

ギルガメッシュ「貴様が口にするのも認めぬぞ、アサシン?」

言峰「それでは聖杯が完成しないが?」

ギルガメッシュ「腐る直前には食べてやる。そのころには全ての弁当が手元にあるだろうがな」

言峰「そうか……好きにすると良い」

ギルガメッシュ「ああ、させてもらう」

アサシン「……」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:45:28.82 ID:o8s1sSY90
―翌日 遠坂邸―

桜「協力……ですか?」

凛「ええ」

龍之介「どうして?」

凛「相手は強大。力を合わせる方が合理的でしょ?どうせ、私たちの勝ちはないんだもの。あとは負けないように立ちまわるのみ」

桜「それはそうですが……」

龍之介「いいんじゃないの、それ」

桜「龍之介さん……」

龍之介「狐さんだけじゃ勝てないなら、ここは手を組めば?」

凛「貴方の彼氏もそういってるけど?」

桜「わかりました、姉さん。協力します」

凛「ありがとう、桜」

龍之介「オレは作品を作れたらそれでいい。次は食べられるピアノを作るつもりなんだ」

凛「は?」

桜「素敵ですぅ!!」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:51:05.52 ID:o8s1sSY90
―アインツベルン城―

切嗣「……」

雁夜「どうだ?」

切嗣「……お前のメリットは?」

雁夜「聖杯をあんな奴に渡したくはない」

切嗣「……」

雁夜「初めから誰の手にも渡すつもりはなかった」

切嗣「どういうことだ?」

雁夜「聖杯などもう時代遅れだ」

切嗣「壊そうとしていたのか?」

雁夜「そうだ。聖杯を破壊するために参戦した」

切嗣「……」

バーサーカー「……」アゲル

セイバー「いいのですか?あなたの焼き芋ですが」

バーサーカー「……」コクコク
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 02:59:41.43 ID:o8s1sSY90
―バゼット邸―

バゼット「―――共闘?」

ウェイバー「ああ」

ランサー「いいのかよ?あんたは一人で聖杯を奪うんじゃねーのか?」

ライダー「ふふん。余が負ける要素など皆無だが、奴も二人組。背中を任せられる者はいると考えた」

ランサー「嘘付け。お前なら後ろの敵も遥か彼方の地平線にいる相手も消し炭にできんだろ」

ライダー「フハハハ。相手による。路傍の草ならば可能だが、向かう先にあるのは大神木だ。万が一、ということもあろう?」

ランサー「どうだかなぁ」

ライダー「それに手を組めば、余に狙われる心配はまずないぞ?」

ランサー「それは……大きなメリットかもしれねえけど」

バゼット「分かりました。手を組みましょう」

ウェイバー「よかった。よろしく」

バゼット「ええ」

ランサー「マスターが手を組んじまったか……なら、今日から同志ってことで」

ライダー「うむ!!」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:04:22.17 ID:o8s1sSY90
―数日後 遠坂邸―

凛「アーチャー、行くわよ」

アーチャー「分かった」

龍之介「狐さん、よろしくね」

キャスター「はぁい!」

桜「手助けはできませんが……頑張ってください」

キャスター「今回ばかりはアレを使うときが来るやもしれませんね」

アーチャー「あれとは?」

キャスター「……秘密です♪」

凛「ほら、早くする」

アーチャー「わかった」

キャスター「やいやい♪」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:08:58.60 ID:o8s1sSY90
―新都―

アーチャー「またここか」

凛「お願いね、二人とも」

キャスター「わかりました」

青子「えー、聖杯弁当半額開始~。ほしけりゃ、ころしあえ~」

アーチャー「―――きたか」

キャスター「しかし、他の人が見当たりませんが……」

凛「どういうこと……」

アーチャー「罠だな……」

キャスター「こんな罠に引っ掛かる人など―――」

ライダー「―――AAAALa LaLaLaLaei ( アアアアララララライッ ) !!」ゴォォォォォ

キャスター「暴走族のような方ですねえ」

ライダー「誰も欲していないようだな。では余が頂こう!!」

アーチャー「――そうはいかんぞ、征服王!!」

キャスター「ですね。先に見つけたのは私達ですから」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:13:49.70 ID:o8s1sSY90
ライダー「ほお、そちらも二人組か」

キャスター「そちら、も?」

アーチャー「あぶない!!」

カンッ!!

キャスター「うぉぉ!?」

ランサー「へっ。いい勘、してんな。弓兵?」

アーチャー「まあ、な」

ライダー「では、この弁当を掛けて、殺し合うとするか」

ウェイバー「ちゃんとやれよ!!」

ライダー「わかっておる。まあ、見ていろ」

凛「……」

バゼット「……貴女が、遠坂凛ですね?」

凛「――何かしら?」

バゼット「消えてもらいましょうか」

凛「マジ……?」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:17:31.60 ID:o8s1sSY90
切嗣「……」

雁夜「攻撃はしないのか?」

切嗣「やつらの勝敗がついたときにしかける」

雁夜「そうか」

セイバー「切嗣!!私はそのような方法をとりたくはない!!!」

バーサーカー「……」コクコク

切嗣「……」

雁夜「どうする?」

切嗣「……このまま静観する」

雁夜「そうか」

セイバー「切嗣!!」

バーサーカー「……」コクコク

切嗣「恐らくアサシン勢もどこかで見ているはずだ。乱戦になっては困る」

セイバー「くそ……!!騎士として戦わせてくれないのですか……!!」

バーサーカー「……」ナデナデ
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:25:20.73 ID:o8s1sSY90
アーチャー「さてと……どちらも相手にするには恐ろしいな」

キャスター「でも、どちらも真名は知れていますね」

ライダー「うむ。余はイスカンダル。征服王なり」

ランサー「俺も宝具見せちまったしなぁ」

キャスター「ならば、私の相手はライダーさんにしましょうか」

アーチャー「なに!?」

キャスター「ふふん、一言だけ残しておきますよ?」

ライダー「ん?遺言か?ききたくないのぉ」

キャスター「――お前は必ず、私に負ける」

ライダー「……」

ウェイバー「な、なんだと……!?」

キャスター「イスカンダル王では、私に勝てる見込みがありません。相性悪すぎです」

ライダー「フハハハハハハハハハ!!!!!!面白い!!狐めが!!その身の程を弁えぬ器、気に入ったぞ!!」

キャスター「それはどうも♪」

ライダー「よかろう。手加減してやるつもりだったが、それは貴様に対して慮外のようだ。――本気でいかせてもらう!!」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:33:02.07 ID:o8s1sSY90
ランサー「じゃあ、俺も」

アーチャー「手加減などするなよ?一瞬で片が着くぞ?」

ランサー「へっ。――――いってくれんじゃねぇかぁぁぁ!!!!!」ザンッ

アーチャー「キャスター、手助けはできんぞ。その啖呵、自決の覚悟ではなかろうな?」キィィン

キャスター「ふふ。大丈夫。ライダーさんが本気を出してくれさせすれば、こっちのものです」

アーチャー「期待している!!―――ふっ!!」ダダダッ

キャスター「しててくださいな♪」

ランサー「死ねぇ!!」

アーチャー「甘い!!」

ライダー「良いか、狐?」

キャスター「いつでも」

ライダー「―――ふぅん!!」ブゥゥン

キャスター「おっと!」フワッ

ライダー「不用意に飛ぶ奴があるか!!」ドン

キャスター「ぐぇ!?」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:38:26.26 ID:o8s1sSY90
ランサー「食らえ!!」ザン

アーチャー「その程度か、クーフーリン」

ランサー「てめえ……」

アーチャー「どうした?一対一の戦いならば貴公に分があると思ったが?」

ランサー「いいぜ……そんなに死にたいならやってやらぁ!!―――刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)!!」

アーチャー「トレース・オン。―――熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」

ランサー「なに!?」

アーチャー「……」

ランサー「てめえ、なにもんだ、こらぁ……」

アーチャー「さてね。記憶が混乱していてよくわからない」

ランサー「ざけんなぁぁぁぁ!!!!」ゴォォォォォ

アーチャー「ふぅぅ……!!!」ギギギギ

ランサー「貫けぇぇ!!!」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:43:06.34 ID:o8s1sSY90
キャスター「ふふふ……ぜーんぜん、聞きません!」

ライダー「ふん」

ウェイバー「嘘付くなよ……冷や汗でてるぞ……」

ライダー「その強がりはなんだ?」

キャスター「貴方の宝具を使ってくだされば、真相は分かりますよ?」

ライダー「……面白い」

ウェイバー「馬鹿!!罠だ!!」

ライダー「どんな罠でも余を止められはせん!!!」

キャスター「さあ、どうでしょう?」

ライダー「ならば試してくれよう……」

ウェイバー「やめろって!!!」

ライダー「この軍勢、止めてみよ!!!」

キャスター「……」

ライダー「―――王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)!!」ゴォォォォ

キャスター「おぉ……これが……!!」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 03:55:52.99 ID:o8s1sSY90
ライダー「目指すは最果ての海。その行軍、何人にも妨げはせん!!!」

キャスター「私の名は玉藻の前。その血肉もって、事を為す」

ライダー「……!?」

キャスター「さあ、我が呪詛は万物を支配する神宝。その力、しかと魂に刻むと良い」

ライダー「なにを……」

キャスター「王の軍勢さん……私に力を~♪」

ライダー「はっ、何を言うかと思えば。この者たちは余と―――」

キャスター「魂のつながりなど、私の呪いの前には何の意味もなしません。死人を使うのであれば、私のように芸に秀でていないと」

ライダー「貴様は……一体……!?」

キャスター「この大地には貴方を慕う者だけでなく、怨む者もいます。それらをすべてこの地に呼び戻す。――水天日光天照八野鎮石」

ライダー「―――な、なんだ……貴様の後ろの軍勢は……違う、余が踏み越えてきた屍か!!」

キャスター「そのとおり。貴方の固有結界に封じ込まれた行き場のない魂を今宵、我が宝具にて復活させましょう。あなたの軍勢とどっちが強いでしょうか?」

ライダー「ふん……そんなもの余に決まって―――ぬ!?」

キャスター「ついでに貴方の魔力も吸い上げておきました。ささ、どうなることやら♪」

ライダー「おのれ……女狐……面白いな……!!」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 04:02:07.93 ID:o8s1sSY90
アーチャー「これは……?!」

ランサー「あの狐……固有結界でなんてことしてやがる!?」

アーチャー「ふふ……やつはただの狐ではなかったか」

ランサー「ちっ……おらぁ!!」ザン

アーチャー「どちらが勝つか賭けるか?」キィィン

ランサー「賭けになるかよ」

アーチャー「そうかな?」

ランサー「ライダーに決まってんだろ!!!」

アーチャー「ふっ。―――はぁ!!」キィィン

アーチャー(確かに……キャスターは健闘しているが、恐らく負ける)

アーチャー「ならば」

ランサー「なんだ?」

アーチャー「支援するまで」

ランサー「んだと?」

アーチャー「あのキャスターの軍勢にありとあらゆる宝具を分けてやろうと思う。―――我が無限の剣製でな」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 04:08:07.47 ID:o8s1sSY90
キャスター(くっ……やはり急場凌ぎの軍勢では……)

ライダー「ふふ……どうやら、勝敗が見えてきたようだぞ……?」

キャスター「うぅ……!!」

アーチャー「―――」

ランサー「させるかぁぁ!!!」

凛「ガンド!!」バン

ランサー「きくかぁ!!」シュバ

凛「やっぱり?」

バゼット「あぁぁぁぁ!!!!!!」

凛「ちょ!!」

バゼット「おのれ、ちょこまかと!!」

アーチャー「――無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」

ランサー「てめ!?」

アーチャー「キャスターの軍勢よ。宝具だ。受け取れ」

キャスター「アーチャー……!!」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 04:12:01.15 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「中々、壮観だな」

アサシン「……」

ギルガメッシュ「面白い……」

アサシン「……」

ギルガメッシュ「……狐の軍勢が巻き返してきたな」

ギルガメッシュ「明日は雨か……?」

ギルガメッシュ「アハハハハハ」

アサシン「……」コソコソ

ギルガメッシュ「どこへいく?」

アサシン「……」

ギルガメッシュ「弁当をこの機乗じて奪う気か?」

アサシン「……ええ」

ギルガメッシュ「つまらんことをするな」パチンッ

ドンドンドンドンドン!!!!!

ギルガメッシュ「―――ふん」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 04:16:31.17 ID:o8s1sSY90
―――ゴォォォォ

ウェイバー「あ……空間が……」

キャスター「……」

ライダー「……」

ランサー「―――へっ」

アーチャー「力尽きたな」

凛「はぁ……はぁ……」

バゼット「はぁ……はぁ……」

ライダー「――余の勝ちだな」

キャスター「はぁ!?誰がどうみても私の勝ちでしょうに!?」

ライダー「いーや、余だ」

キャスター「私です!!」

ライダー「では、第三者に聞いてみるか。―――そこの者たち!!!どちらが勝ったと思う!?」

ウェイバー「え?」

切嗣「……」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 04:19:45.19 ID:o8s1sSY90
セイバー「ばれていたか」

雁夜「どうする?」

切嗣「雁夜、二人に指示を。俺は弁当を」

セイバー「切嗣!!」

雁夜「二人とも、行ってくれるか?」

セイバー「くっ……こんな戦いかた……」

バーサーカー「……」オロオロ

セイバー「分かりました」

バーサーカー「……」ヨシヨシ

セイバー「頭を撫でないでください!!無礼です!!!」

バーサーカー「……」ビクゥ

セイバー「……」

バーサーカー「……」ペコペコ

セイバー「もういい。行きましょう」

バーサーカー「……」ウンウン
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 04:24:22.76 ID:o8s1sSY90
アーチャー「セイバーにバーサーカーか……」

バーサーカー「……」

セイバー「すまないが、弁当は譲ってもらおう」

ランサー「断ったら?」

バーサーカー「……」オロオロ

セイバー「切り捨てる」

キャスター「全く漁夫の利とは、英霊としての誇りはないのですか?」

セイバー「……すいません」

バーサーカー「……」ペコペコ

ライダー「貴様が言うか?」

キャスター「あら、失敬」

セイバー「……ですが、これも聖杯のため。行きましょう、バーサーカー」

バーサーカー「……」コクコク

ライダー「魔力、返してくれ」

キャスター「それはできません。ご愁傷様です」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 04:31:07.28 ID:o8s1sSY90
切嗣「よし」

バゼット「そこまでだ。衛宮切嗣」

凛「動かないで」

切嗣「……」

ウェイバー「その手にある拳銃は捨ててもらおうか」

切嗣「何の真似だ?」

バゼット「弁当に一番近い貴方をこうして取り囲んだだけです。他意はありません」

切嗣「……」

凛「雇われ魔術師みたいだけど……拳銃を使うなんて面白いわね」

ウェイバー「聞いたことがないぞ」

切嗣「……っ」バァァン

バゼット「せい!!!」パァン

凛「―――な!?」

切嗣「銃弾を拳で……!?」

バゼット「私にそのような玩具は効きません。諦めなさい」
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 09:42:43.74 ID:o8s1sSY90
セイバー「切嗣!?」

バーサーカー「―――」!!

アーチャー「騎士王、簡単に通れると思っているのか?」

キャスター「これだけのサーヴァントを相手にマスターのところに行こうだなんて、随分と虫が良すぎませんか?」

セイバー「……確かに」

バーサーカー「……」コクコク

ライダー「任せたぞ弓兵、女狐……余は寝る」

セイバー「征服王……!!」

ライダー「疲れた」

ウェイバー「はたらけよ!!!」

バーサーカー「……」コク

ランサー「―――悪いな、弓兵。片方は見逃してくれねえか?」

アーチャー「な……?!」

ランサー「一夜だけとはいえ、杯を交わした仲なんでなぁ。あのバーサーカーとは」

バーサーカー「……」コクコク
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 09:47:02.21 ID:o8s1sSY90
ランサー「早く行きな」

セイバー「すまない、ランサー」

アーチャー「貴様……」

ランサー「どっちも死に体だ。無理すんなって」

キャスター「まあ、確かに……あの狂人と戦えるだけの余力は……」

バーサーカー「……」ズンズン

キャスター「な、なんでしょう……!?」

バーサーカー「……」アゲル

キャスター「え……あ、油揚げ?」

バーサーカー「……」コクコク

キャスター「ど、どうも……」モソモソ

バーサーカー「……」コクコク

アーチャー「まったく……餌付けされる奴があるか」

ランサー「あっはっはっは!!まあ、いいじゃねーか。キツネらしくてよ!!」

キャスター「いえ、別に油揚げとか好物じゃないんですが」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 09:52:24.76 ID:o8s1sSY90
セイバー「切嗣!!」

バゼット「―――はっ!!」ブン

セイバー「な!?」ギィン

バゼット「セイバー……」

セイバー「メイガス、そこをどいてください」

バゼット「それはできない」

セイバー「なんだと……?」

切嗣「……」

凛「……」

バゼット「……そこにいるな。英雄王」

セイバー「……」

ギルガメッシュ「―――雑種共、我を見上げて良いと誰が許可した?」

凛「悪趣味金ぴかめ……」

ギルガメッシュ「さて、いい余興だったぞ?そこの弁当を我に献上し、寝屋に戻るがよい」

切嗣「……断る、と言ったら?」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 09:58:05.73 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「ふん……王に対しての言葉か?聞き逃してやってもよいぞ?」

ライダー「民の言葉は常に非礼に満ちている。一々聞いていたら器が知れるぞ?」

ギルガメッシュ「それもそうだな。――では、殺すか」パチンッ

凛「マジ!?」

アーチャー「――凛、退くぞ」

ウェイバー「ライダー、僕たちも逃げるぞ!!!」

ライダー「ふむ。この状態ではまともに戦えんな。よし、一先ず退却と行こうか」

ランサー「マスター、いくぜ?」

バゼット「ええ。この場は撤退したほうがいいでしょう」

雁夜「バーサーカー、戻れ」

バーサーカー「……」コク

キャスター「ささ、逃げないと」

セイバー「切嗣、逃げる準備を」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣!!置いていかないでください!!」
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:04:42.59 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「あはははははは!!!逃げろ逃げろ!!王の前では全てが無力だ!!!」

ギルガメッシュ「――さてと、2つ目の弁当を手にするとするか」

ギルガメッシュ「これか……」

ギルガメッシュ「あはははははは!!!!!これで2つ目!!容易い!!!」

ギルガメッシュ「――戻るぞ、雑兵」

アサシン「……はい」

ギルガメッシュ「ふん……どいつもこいつも、我に敵わぬことを自覚しているのはいいことだが、拍子抜けだな」

アサシン「……」

ギルガメッシュ「なんとか言ったらどうだ?」

アサシン「……」

ギルガメッシュ「……つまらん、虫けらめ」

アサシン「……」チッ

ギルガメッシュ「ん?何か聞こえたぞ?気の所為か?」

アサシン「……」

ギルガメッシュ「気の所為か。まぁよい。早く戻り、聖杯弁当を並べてみようか。その景色を肴に酒でも嗜むのもいいだろう」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:09:41.30 ID:o8s1sSY90
―教会―

ギルガメッシュ「戻ったぞ、言峰」

言峰「そうか」

ギルガメッシュ「これだ」

言峰「む……これは?」

ギルガメッシュ「何を言う。聖杯弁当だ」

言峰「ギルガメッシュよ。何を急いた?」

ギルガメッシュ「なに?」

言峰「良くできているが、これは贋作だ」

ギルガメッシュ「……」

アサシン「……」プッ

言峰「慢心したな、王よ。まさかこのような形で謀られるとはな」

ギルガメッシュ「……おのれ……!!ゆるさん……我をコケにして……明日の空を仰げると思わぬことだ……!!!」

言峰「どこにいく?」

ギルガメッシュ「―――殺す。あの場にいた全ての者をな!!!」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:17:27.94 ID:o8s1sSY90
―遠坂邸―

凛「よくやったわ、アーチャー」

アーチャー「いやいや。切嗣氏の作戦勝ちと言ったところだろう」

切嗣「君の投影魔術は一戦目から気になっていた。こうも早く利用できるとは僕自身予想外だったが」

セイバー「しかし、ランサーとバーサーカーが手を組んでいたのは知りませんでした」

ランサー「まぁ、こいつがもしものときは手助けしてやってくれっていうからよ」

バーサーカー「……」コクコク

キャスター「にしても、うまいこと騙せましたね。あの人、バカなんですか?」

バゼット「確かに、わざと引っ掛かってくれたのではと疑いたくなるほどでしたね」

アーチャー「あのような手合いは油断したがるものだ。数刻の隙をつけばなんとでもなる」

ウェイバー「ところでこの弁当は誰が?」

ライダー「勿論……余だろうな」

セイバー「ふざけるな。これは保留だ。ここにいる全員の力がなくてはこれを手にすることはできなかった」

バゼット「セイバーの言う通りでしょう。これは最後の弁当を手にしたものが口にできる、というふうにしたほうがいい」

キャスター「まぁ、私は最終的に龍之介さまと桜さんの手に渡れば気にしませんが」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:22:58.93 ID:o8s1sSY90
切嗣「それでは」

セイバー「お邪魔しました」

ライダー「行くぞ、坊主!!」

ウェイバー「わかってるって!!」

ランサー「次は全員で殺し合い、だな」

バゼット「ええ。共闘は今夜限りでしょう」

キャスター「それでは中々楽しかったですよ?さようなら」

雁夜「凛ちゃん、弁当は君に任せるよ」

バーサーカー「……」コクコク

凛「大丈夫よ。みんなの使い魔が四六時中私を監視してちゃあ、つまみ食いなんてできっこないから」

アーチャー「ああ、その通りだ」

雁夜「では」

凛「ええ」

バーサーカー「……」バイバイ

アーチャー「……それでは、襲撃に備えなければな。近いうち、奴は必ず動く」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:28:42.31 ID:o8s1sSY90
―アインツベルン城―

アイリ「おかえりなさい」

切嗣「ただいま。イリヤは?」

アイリ「もう寝ているわ」

切嗣「そうか」

アイリ「セイバーもお疲れ様」

セイバー「いえ」

切嗣「早速、調べないとな」

セイバー「切嗣、寝た方が」

アイリ「そうよ?」

切嗣「いや、休んでいる暇はない。次が最後だからな」

アイリ「……」

セイバー「切嗣、無理は良くない」

切嗣「次に弁当が来そうな場所は……」

セイバー「……」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:33:41.12 ID:o8s1sSY90
―ウェイバー邸―

ウェイバー「大丈夫か?」

ウェイバー「……」

ウェイバー(全力の演技なんてするからだ、この筋肉バカ)

ウェイバー「―――全く、お前がいないとなにもできないじゃないか」

ウェイバー「本当に役立たずだな」

ライダー「(――反論できんな。しばらくは実体化できん)」

ウェイバー「……」

ウェイバー「……早く、回復させろ」

ライダー「……」

ウェイバー「ったく」

ウェイバー「……次の場所でも探っとくか」

ライダー「(ふふ……)」

ウェイバー「なんだよ?」

ライダー「(いやなに、マスターから流れ込む魔力が心地よく感じただけだ)」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:38:26.06 ID:o8s1sSY90
―間桐邸―

キャスター「面目ありません」

龍之介「いいっていいって、一気に手に入った方が気持ちいいし。それにまだ次回作の構想は完成してないから」

キャスター「龍之介様……」

桜「キャスターさん、勝つ見込みはあるんですか?」

キャスター「そうですねぇ。真っ向から挑んでもまず負けます。私、かなり弱いんで」

龍之介「だいじょうぶ?」

キャスター「まあ、頭を使えばなんとか」

桜「頑張ってくださいね」

キャスター「はい!ご主人さまと龍之介さまに必ずや聖杯弁当をお持ちします」

龍之介「たのしみにしてるぜ!!」

桜「はい!」

キャスター「期待しててくださいまし」

キャスター(とはいったものの……正直、勝算が全くないのですが……)
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:42:24.41 ID:o8s1sSY90
―間桐邸 前―

雁夜「……」

バーサーカー「……」

雁夜「行くか」

バーサーカー「……」コク

雁夜「今回で聖杯戦争を終わらせる……もう誰も……血を流すことはない」

バーサーカー「……」ゴソゴソ

雁夜「何だ?」

バーサーカー「……」アゲル

雁夜「使い捨てカイロ……?」

バーサーカー「……」ブルブル

雁夜「今日は寒いと?」

バーサーカー「……」コクコク

雁夜「そうか……もらっておこう」

バーサーカー「……」コクコク
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:47:12.37 ID:o8s1sSY90
―バゼット邸―

ランサー「ふぅ……」

バゼット「……」

ランサー「……どうした?」

バゼット「い、いえ……少し、不思議な気分に苛まれているだけです」

ランサー「可愛いとこあるじゃねえか」

バゼット「や、やめてください……」

ランサー「……最後になるかもしれないからって誘ってきたのはマスターだろ?」

バゼット「……」

ランサー「ふはは、初めてじゃないんだろ?何をそんなに照れてんだよ?」

バゼット「ランサー……勝てますか?」

ランサー「勿論だ。誰にも負けやしねえよ」

バゼット「期待していますよ?」

ランサー「マスターから飛びきりの魔力も貰ったしな。ま、やらせてもらうわ」

バゼット「もう……」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:52:29.69 ID:o8s1sSY90
―遠坂邸―

アーチャー「凛、勝算は?」

凛「アーチャーはあのギルガメッシュに勝てると思ってる?」

アーチャー「無論だ」

凛「その論拠は?」

アーチャー「奴が無限の宝物を貯蔵しているように、私は無限の贋作を作り出せる」

凛「ふーん」

アーチャー「奴に対抗できるのは征服王か私ぐらいなものだろう」

凛「そういえば、あなたの真名、聞いてなかったわね」

アーチャー「すまない。記憶が混乱していてね。思い出せないんだ」

凛「……そう」

アーチャー「信頼していないわけじゃないぞ?」

凛「別になにもいってないでしょ?」

アーチャー「そうか……凛はそうでなくてはな」

凛「……?」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 10:58:38.40 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「ここか」

アサシン「そうです」

ギルガメッシュ「ふ……」

ランサー「―――眩しくて寝れやしねえ」

ギルガメッシュ「ほぉ……駄犬の分際で我を見下すか」

ランサー「悪いな、英雄王。俺は屋根の上から見る、てめえが大好きなんだよ」

ギルガメッシュ「……貴様、我が聖母にでもみえているか?吐き出された唾を破顔で看過するわけにはいかぬぞ?」

ランサー「何の用だ?」

ギルガメッシュ「殺しにきたのだ」

ランサー「そりゃあ都合がいい。俺もてめえを殺そうと思ってたところだ」

ギルガメッシュ「ほざけ。雑兵が」

バゼット「――ランサー、あなたはギルガメッシュを」

ランサー「はいよ」

ギルガメッシュ「……雑種が前線に立つとは、世も末だな」

バゼット「アサシンぐらいなら、倒して見せましょう」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:03:39.17 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「……消えろ」パチンッ

ランサー「はっ!!!」シュ

ギルガメッシュ「おそいわ!!!」ドンドンドンドン

ランサー「おらおらおらおら!!!」カンカンカン

バゼット「来なさい」

アサシン「……」ブゥン

バゼット「ふっ!!」ドゴォ

アサシン「……ぎぃ!?」

バゼット「はっ!!せい!!」ドゴォバギィ

アサシン「がっは!?」

バゼット「得意の武器もこの距離では容易く扱えないでしょう?」

アサシン「シャッ!!」ブン

バゼット「はっ!!!」ドゴォ

アサシン「ぐふっ!?」

バゼット「―――こんなものか。サーヴァントも大したことはないな」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:14:44.77 ID:o8s1sSY90
アサシン「……」ブチィ

バゼット「……!?」

アサシン「ならば……これを受けてみろ」

バゼット「宝具か……!!」

アサシン「妄想―――」ゴォォォォ

バゼット「後より出て(アンサラー)―――」

アサシン「―――心音(ザバーニーヤ)!」ゴォォォォ

バゼット「―――先に断つ者(フラガラック)!!!」シュン

アサシン「……な」

バゼット「……残念でしたね」

アサシン「ば、ばかな……」

ランサー「やるじゃねえか」

ギルガメッシュ「雑種の分際でぇぇ!!!」

ランサー「よそ見してんじゃねえ!!!」ザン

ギルガメッシュ「くどい!!」ギィィン
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:21:23.24 ID:o8s1sSY90
バゼット「どうやら、これで二対一。貴方の負けだ」

ギルガメッシュ「……」

ランサー「さっさと帰んな」

ギルガメッシュ「ふはははははははは!!!!!」

バゼット「……!?」

ランサー「可哀想についに気でも触れたか?」

ザッ!

バゼット「―――ごっ!?」

言峰「油断はいかんな。バゼット」

バゼット「あ……は……」

ランサー「てめえ!!!刺し穿つ―――」

言峰「ぬ!?」

ギルガメッシュ「……よそ見はいかんなぁ、雑兵?」

ランサー「っ!」

ギルガメッシュ「死して王に詫びよ」ザン
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:26:23.10 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「……次だ」

言峰「……」

ランサー「」

バゼット「」

ギルガメッシュ「必ず皆殺しにしてくれる……!!」

言峰「次はどこにいく?」

ギルガメッシュ「あの王と嘯く厚顔な虫けらを始末する」

言峰「ライダーか」

ギルガメッシュ「どこにいるか分かっておろうな、言峰?」

言峰「ああ」

ギルガメッシュ「案内しろ」

言峰「御意」

言峰「……」

アサシン「」

言峰「……ふん」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:30:40.96 ID:o8s1sSY90
ウェイバー「―――うわぁぁぁ!!!!!」

ライダー「ぬ!!」

ギルガメッシュ「―――おわりだぁぁぁ!!!!」ドンドンドン

ライダー「がぁぁぁぁ……!!!」

ウェイバー「ライダー!!!」

言峰「半人前め」

ウェイバー「ぎゃ―――」

ギルガメッシュ「……下らん」

言峰「弱っていたのだ。仕方あるまい」

ギルガメッシュ「次だ」

言峰「もうよせ、ギルガメッシュ。連戦は今後に差し支える」

ギルガメッシュ「……意見するか、言峰?」

言峰「流石に他のマスターも気付き始めている。また結託されては分が悪かろう?」

ギルガメッシュ「……ふん。まぁよい。地を這う者たちなどいつでも始末できるからな」

言峰「それがいい」
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:35:19.28 ID:o8s1sSY90
バーサーカー「……」

ギルガメッシュ「なんだ?」

言峰「バーサーカー……」

バーサーカー「……」ギロリ

ギルガメッシュ「貴様、王を睥睨するとは身の程をしれ」パチンッ

言峰「いかん。こやつと戦うべきではない」

ギルガメッシュ「……ちっ。命拾いしたな、雑種」

バーサーカー「……」

言峰「さらばだ、バーサーカー」

バーサーカー「……」ハッ!!

ウェイバー「」

ライダー「」

バーサーカー「……」オロオロ

雁夜「どうした?」

バーサーカー「……」アセアセ
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:39:12.85 ID:o8s1sSY90
―数日後 遠坂邸―

凛「見つけた、最後の弁当」

アーチャー「行くか」

凛「当然でしょ」

アーチャー「これで最後になるな」

凛「ええ」

アーチャー「よし、凛」

凛「はい。お弁当。食べちゃ駄目だからね?」

アーチャー「君は正々堂々としているな」

凛「みんなから一斉攻撃を食らいたくないだけ」

アーチャー「ふっ……では行こうか」

凛「ええ」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:43:02.32 ID:o8s1sSY90
―アインツベルン城―

切嗣「では、行ってくる」

アイリ「はい。セイバーをよろしく」

切嗣「……」

セイバー「……切嗣?」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「ま、まってください!!」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣!!どうしておかずを差し出す時以外は無視をするのですか!!?」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣!!!!!」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「もう知りません!!切嗣なんて一人で死地に赴き、孤独に朽ち果てればいいのです!!」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「―――まってください!!!切嗣!!」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:46:39.77 ID:o8s1sSY90
切嗣「……」スタスタ

セイバー「切嗣?」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「きりつぐー!!」

バーサーカー「……」ズンズン

切嗣「……来たか」

雁夜「ああ」

切嗣「では、行こう」

雁夜「まさか協力してくれるとは思わなかった」

切嗣「利害が一致しただけだ」

雁夜「頼もしい」

セイバー「むー……」

バーサーカー「……」アゲル

セイバー「うまい棒……頂きます」サクサク

バーサーカー「……」コクコク
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:50:28.06 ID:SWyC5y0/0
かわいいじゃないか!
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:52:58.73 ID:o8s1sSY90
―公園―

アーチャー「ここに最後の弁当が……」

凛「ええ」

ネロ・カオス「最後の弁当が今から半額だ。欲しければ奪い合え」

アーチャー「行くぞ!!」

ギルガメッシュ「―――フェイカー、貴様が手にできるほど聖杯は安くないぞ?」

アーチャー「ギルガメッシュ……」

ギルガメッシュ「大きな借りを作ったな」

アーチャー「はて、なんのことかな?」

ギルガメッシュ「贋作を掴ませた罪は死をもってしても、贖罪には尚足りん!!!」

アーチャー「……」

ギルガメッシュ「跡形もなく、消してくれるぞ」

アーチャー「……ふん。来るならこい」

ギルガメッシュ「絶望して死ね!!!――王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)!!!」

言峰(さて……)
220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 11:58:09.62 ID:o8s1sSY90
凛「―――何をする気?」

言峰「凛か……いや、弁当を今のうちに回収しようと思ってね」

切嗣「……」カチャ

言峰「衛宮切嗣……」

雁夜「そこまでだ……」

桜「言峰神父……」

龍之介「あんたは全然クールじゃないなぁ。話を聞いた限りだと」

言峰「なんだね、君たちは?」

キャスター「管理する側のくせに、何をしくさってるんですかねえ」

言峰「なんのこと―――」

バゼット「ギルガメッシュと何故一緒にいた?」

ウェイバー「答えろ」

言峰「ぬ……!?」

アサシン「……流石に愛想が尽きた。死ね」

言峰「き、貴様ら……!?」
221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:06:57.45 ID:o8s1sSY90
言峰「馬鹿な……確かに殺したはず……!!」

キャスター「雁夜さんが連れてきたんですよ。で、私の宝具でテクマクマヤコンって感じで復活させてあげました」

バゼット「この弁当戦争、すべて茶番だったというわけですか?」

言峰「茶番だと……何を言っているのかね?」

凛「全員の居場所を調べて、ギルガメッシュで皆殺しにしようとしてたんでしょ?」

言峰「そんなことしてはない」

切嗣「そもそも、あの弁当。誰が用意している?配膳係を捕まえてみれば、ただのアルバイトだ」

言峰「……」

ウェイバー「そして必ずそこにいたギルガメッシュ。そのギルガメッシュと手を組んでいた貴方」

雁夜「不正を疑わずにはいられない」

言峰「不正とは語弊がある。不正を働くなら何故わざわざ君たちの前に聖杯弁当を差し出す必要がある?」

切嗣「僕たちを信じさせるため、だろう?いつまでも出てこないままにするよりは、ギルガメッシュに有利な状況下で奪わせるほうが信用を得やすいからな」

バゼット「言峰神父、覚悟はいいですか?」

切嗣「今回の聖杯戦争、勝者は無しでいいと全会一致で決まった。終わりだ」カチャ

言峰「ぬぅぅ……!!」
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:13:21.47 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「はぁぁぁ!!!」ドンドンドン

アーチャー「ちぃ!!」

セイバー「―――はぁぁぁ!!!!」ギィィィン

バーサーカー「――――」ギィン

アーチャー「お前達……!!」

ギルガメッシュ「セイバー……バーサーカー……!!」

セイバー「まずは貴殿からだ、ギルガメッシュ!!」

バーサーカー「……」コクコク

ギルガメッシュ「なんだと……?」

セイバー「数度に渡る非礼、とても許容できるものではない!!」

バーサーカー「……」ソウダソウダ

ギルガメッシュ「ふん。雑兵が雁首そろえたところで―――」

ランサー「いい加減にしろよ、こら」

ライダー「英雄王よ、今回は運がなかったな。卑賤なマスターを持ったことを呪うがいい」

ギルガメッシュ「な、なんだと……!?」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:20:53.10 ID:o8s1sSY90
セイバー「ランサー……ライダー……!!」

ライダー「余のマスターにした仕打ち、それは同士を殺されたも同然。今宵は怒りに身をゆだねようと思う」

ランサー「俺もだ。くそ忌々しいその鎧。血で染め上げてやらぁ」

ギルガメッシュ「ほざけぇ!!!」

アーチャー「ふふ……」

セイバー「英雄王。これでもまだ虚勢を張るか」

バーサーカー「……」ププッ

ギルガメッシュ「黙って聞いておれば、よくもそう口から汚物を吐けるものだ!!」

アーチャー「英雄王。流石の貴様でもこの兵力には勝てはしない」

ライダー「うむ。天上天下の王とて自ら創り上げし世界には敵うまい」

セイバー「貴方が眼前に据えているのは、全世界の力だ!!」

バーサーカー「……」コクコク

ギルガメッシュ「ぬかせぇぇ!!!」ドンドンドン

バーサーカー「――――」カンカンカン

ギルガメッシュ「くっ……狂犬ごときに……!!」
226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:25:30.17 ID:o8s1sSY90
言峰「―――でぁぁ!!!」ドゴォ

雁夜「ぐはぁ!?!?」

桜「雁夜おじさん!!」

龍之介「てめぇぇ!!」

言峰「ふん!!」バキィ

龍之介「ぐっ!?」

キャスター「龍之介さまぁぁ!!!」

凛「調子にのんなぁ!!」

バゼット「せい!!!」

切嗣「……」バァン

言峰「―――滅せよ!!」ストトト

バゼット「がぁ!?」

切嗣「……黒剣か」

言峰「勝てはせんよ。残念だった―――」

アサシン「……妄想心音(ザバーニーヤ)」ゴォォォォ
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:34:04.36 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「―――我に刃向う愚者共め!!!」

アーチャー「む……!?」

セイバー「あれは……!?」

ギルガメッシュ「光栄に思うが良い!!!この乖離剣で屠ってやろう!!!」

ライダー「あれが創世に携わったという、剣か」

ランサー「へっ!これだけの戦力差を覆るかよ!!」

ギルガメッシュ「今のうちに言葉を発しておけ。すぐに何も言えんようにしてやる」

バーサーカー「……」オロオロ

セイバー「あれは一度放たれれば終わりだ」

アーチャー「セイバー……」

ギルガメッシュ「常夜に散れ!!――――天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!!!!」

ゴォォォォォォォ!!!!!

セイバー「しまっ!!!」

ライダー「これはいかん!!!」

バーサーカー「……!!」
229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:39:38.49 ID:o8s1sSY90
セイバー「ん……はっ!!!」

バーサーカー「……」プスプス

セイバー「バーサーカー!!!バーサーカー!!!しっかりしてください!!!」

バーサーカー「……」ダイジョウブ?

セイバー「ああ、私は無傷だ。貴方のお陰です」

バーサーカー「……」ニコ

セイバー「……はっ!!あ、貴方は……!!!」

バーサーカー「…………」ガクリ

セイバー「―――」

アーチャー「くっ……ランサー!!ライダー!!無事かぁ!!」

ギルガメッシュ「何たる様だ。まだ息のある者がいようとは……。まぁよい。これも王の務めだ」

セイバー「また……!?」

アーチャー「セイバー……鞘は?」

セイバー「それが……どこにも……」

アーチャー「そうか……ならば―――」
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:44:05.24 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「ふはははははは!!!これで弁当戦争は終結させてやろう!!!」

アーチャー「トレース・オン」

セイバー「え……」

アーチャー「しっかり握っていろ」

セイバー「アーチャー……貴方は……!?」

アーチャー「さてね。記憶がはっきりしない。ただ――」

セイバー「ただ?」

アーチャー「恐らく、セイバーのことを愛していたと思う」

セイバー「な……」

アーチャー「ふっ……忘れてくれ」

セイバー「い、意味が……私と縁が……?!」

ギルガメッシュ「これで終わりだぁぁ!!!―――――――天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!!!」

ゴォォォォォォ!!!!

アーチャー「使え!!!」

セイバー「―――全て遠き理想郷(アヴァロン)」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:49:36.84 ID:o8s1sSY90
ギルガメッシュ「あはははははは!!!!ついに滅したか!!!」

セイバー「英雄王ぉぉぉぉ!!!!!!」

ギルガメッシュ「なに!?」

セイバー「約束された―――」

ギルガメッシュ「セイバァァァァァ!!!!!」

セイバー「勝利の剣(エクスカリバァァァァァァ)!!!!!」

ギィィィィィィィィン!!!!

ギルガメッシュ「ぐほぉ!?!?」

セイバー「………」

ギルガメッシュ「く、くくく……セイバー……」

セイバー「英雄王、貴方の負けです」

ギルガメッシュ「こ、これを……」

セイバー「聖杯弁当……」

ギルガメッシュ「くれてやろう……そんなものに……もはや、興味など……な、い……」

セイバー「では、頂きます」モグモグ
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:51:36.08 ID:TS3xL5JaO
普通にくうなし
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 12:54:34.52 ID:o8s1sSY90
セイバー「ごちそうさまでした」

セイバー「む……」

アーチャー「」

セイバー「アーチャーが持っていたのですね……では、頂きます」モグモグ

凛「アーチャー!!!」

ウェイバー「ライダー!!!」

バゼット「ランサー!!ランサー!!!」

雁夜「バーサーカー!!」

セイバー「……」モグモグ

切嗣「……」

セイバー「切嗣、私やりましたよ」モグモグ

切嗣「……」スッ

セイバー「おぉ!!聖杯弁当!!―――頂きます」モグモグ

龍之介「あぁぁぁ!!!!そりゃないぜ!!!!」

キャスター「切嗣さん!!!どういうことですかぁ!!聖杯は完成させないと決めたではありませんかぁ!!!」
239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:03:24.22 ID:o8s1sSY90
セイバー「ふう……ごちそうさまでした」

桜「あぁ……全部食べた……」

龍之介「オレの作品がぁぁぁ!!!!」

切嗣「……」

セイバー「おぉ……体が……熱い……!?」

アサシン「ついに……聖杯が……!!」

セイバー「これで……私の願いが……」

切嗣「自害せよ、セイバー」キィィン

セイバー「え―――」グサァ

キャスター「きゃぁ!?!」

セイバー「がぁ……きり、つ、ぐ……?」

切嗣「……」

雁夜「ありがとう……衛宮切嗣」

切嗣「聖杯はこの世には不要。僕もそう思った。それだけだ。―――あと、食べすぎは体に毒だ、セイバー」

セイバー「き……り……つ……ぐ……」ドサリッ
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:08:35.57 ID:5n2GEjTF0
え?
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:09:14.76 ID:o8s1sSY90
―数ヵ月後 遠坂邸―

凛「それじゃあ、あとは頼むわね」

桜「姉さん……いつ帰ってこれますか?」

凛「さぁ……お正月とかには帰ってくるから」

桜「分かりました」

龍之介「お姉さん!!ここ、本当に使ってもいいの?!」

凛「私の部屋は汚さないように。あと月に一回ぐらいでいいから掃除してね?」

龍之介「いやっほー!!流石、桜ちゃんのお姉さん!!!最高にcoolだぁぁ!!!」

凛「桜……頑張ってね?」

桜「はい……姉さんも」

ウェイバー「遠坂、早く」

凛「今行くわ!」

ウェイバー「全く、飛行機に乗り遅れるだろ」

凛「お迎え御苦労さま♪」

ウェイバー「う、うるさい……ほ、ほら、早く行こう!」
244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:14:09.00 ID:o8s1sSY90
―教会―

カレン「中々、どうして。面白い」

バゼット「なにがでしょう?」

カレン「この街です……色んな場所が屈折している」

バゼット「……」

カレン「バゼット、きちんと働いてもらいますからね?」

バゼット「遠坂凛が留学している間の土地管理でしょう?わかっています」

カレン「はい……では、掃き掃除からやってもらいましょうか」

バゼット「何故?!」

さつき「さぁさぁ、一緒にやりましょう」

青子「そうだぞー」

ネロ・カオス「お前は新人だ。我々がみっちり教えてやろう」

バゼット「……はい」

カレン「ふふふ、暫くは楽しめそうですね」

カレン「来てよかった……」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:19:11.76 ID:o8s1sSY90
―港―

雁夜「……」

式「おっさん、釣れてる?」

雁夜「いや」

式「ほれ、弁当」

雁夜「……」

式「半額だったから買っていた。食うか?」

幹也「失礼じゃないか?」

式「そんなことはない、な?」

雁夜「もう半額の弁当は口にしないって決めたんだ。悪いな」

式「そっか」

幹也「ほら、もういこう」

式「んじゃ、今度来るときは大量に釣っててくれよな」

雁夜「ああ……」

雁夜「……仕事、見つからないなぁ」
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:23:50.50 ID:o8s1sSY90
―衛宮邸―

イリヤ「おにいちゃーん!!!」

士郎「うわぁ!?!ちょっと、イリヤ!!今、料理中だから危ない!!」

アイリ「イリヤ、あまり士郎を困らせないの」

イリヤ「はーい」

士郎「親父は?」

アイリ「もう出かけたわ」

士郎「そっか」

アイリ「寂しい?」

イリヤ「さびしくないわよね?だって、私が居るんですもの♪」

士郎「そうだな」ナデナデ

アイリ「あ、そうだ。今日はお弁当が特売なの。士郎、買いに行ってくれる?」

士郎「えぇ?なんでさ?」

アイリ「夜用なの。ほら、仕込みはあとでもいいでしょ!」

士郎「はいはい。御袋にはかなわないな」
247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:27:40.38 ID:o8s1sSY90
―スーパー―

イリヤ「士郎、おかしー!!」

士郎「一個だけだぞ?」

イリヤ「わーい♪」

士郎「えーと……弁当は……あった」

凛「よっと」

士郎「む……」

凛「ん?なに?」

士郎「俺が先に見つけたんだが?」

凛「先に手にしたのは私だけど?」

士郎「……」

凛「……」

ウェイバー「凛!!はやく!!」

凛「はいはい!!――じゃあね」

士郎「な……なんだよ、あいつ……美人だけど……」
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:31:28.45 ID:o8s1sSY90
―三年後 スーパー―

士郎「半額弁当戦争か……」

セイバー「はい」

士郎「まぁ、セイバーのためだ……やってやる」

セイバー「士郎……」ウルウル

士郎「ど、どうしたんだ?!」

セイバー「い、いや……切嗣とは大違いだったので……」

士郎(何してたんだ、親父の奴……)

セイバー「では、士郎。予行演習と行きましょう」

士郎「ああ。―――あれだな」

凛「―――遅い!!」

士郎「な……!?」

アーチャー「すまないね」

セイバー「あなたは……アーチャー!!」
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/21(月) 13:36:44.46 ID:o8s1sSY90
凛「衛宮くんね?初めまして、かしら?」

士郎「……」

アーチャー「かわらないな、セイバー?」

セイバー「どうも」

凛「急遽開催されることになった半額弁当戦争だけど……衛宮くんは大丈夫なの?」

士郎「問題ない。教会のカレンって人から大まかな事は聞いた」

凛「そう。でも、このお弁当を奪えないようじゃあ、勝ち残るのは到底不可能だからね?」

士郎「―――遠坂はそうでないとな」

凛「え……」

士郎「なんだよ?」

凛「……」チラッ

アーチャー「なにかな?」

凛「……衛宮くん、逃げ出すなら今のうちよ?」

士郎「なんでさ。俺はセイバーのために戦うって決めたんだ。悪いが遠坂、俺は必ず勝つ!!」

凛「よぉし。じゃあ、楽しみにしてるわね。―――未来の英雄さん」
                                          おしまい。

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