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詩羽「続・詩羽無双?」倫也「誕生日記念ですね」

1: 黒猫 ◆7XSzFA40w. 2016/01/31(日) 18:30:48.05 ID:TAuJ517O0
前スレ:
詩羽「詩羽無双?」倫也「詩羽先輩、勘弁してください」




 時は深夜0時前。
日付がもうすぐ変わる頃。
隣の部屋の連中は温泉やら観光やら…………ええいっ、羨ましくなんかない。
温泉旅行本来のまっとうすぎるイベントに疲れて布団の中でぐっすりと眠っているのだろう。
一部のリア充共は今もお盛んな最中かもしれないが、それはそれだ。
 かくいう俺達もはた目からは仲がいいカップルに見られているのかもしれない。
 いや、カップルにさえ見えないで、
お付きの下僕に見られてしまっていても致し方ないと思えなくもない。
たしかに詩羽先輩を見て振り返らない男はいないし、
つい数時間前もこれから自分たちの部屋にしけこもうとしているカップルの男が
詩羽先輩に見惚れてしまい、
楽しいはずの夜のイベントが修羅場へとすり替わってしまっている。
 ま、この男性に関してはご愁傷さまと言うしかないんだけれど。
 ただ、当の本人たる詩羽先輩は、
自分に向けられてくる特定の視線以外には全く興味がなく、
最初からなにもなかったかのように過ごしているのだから、
やはり先ほどすれ違った男には再度ご愁傷さまといいたい。
 そして今現在、詩羽先輩はただ唯一興味を持つ俺の視線を見て、
形良い唇を緩ませて微笑んでいた。

倫也「あの、詩羽先輩?」

詩羽「なにかしら倫理君。いいえ、
   今は不倫理君と言ったほうが正しいかしら?
   なにせこの温泉旅館の一室で、
   男の肉欲をたぎらせてしまう美女の前にいるんですもの」

倫也「一部は認めますけど、
   詩羽先輩の発言のほとんどが見当違いですと言わせてください」

詩羽「でも……、一部は、認めるのよね?」

 ニヤついた唇が妖艶な笑みへと変化していく事に
俺の体が反応しないようぐっと握っていた拳にさらなる力を込めてやり過ごす。
 ただ、その無駄な努力さえも詩羽先輩の糧になってしまうのだから、
素直に負けを認めてしまえと、弱い心が囁いてくる。
でも、一度屈してしまえばどこまでも甘えてしまい、
さらに悪い事に、詩羽先輩も俺を過激なまでに甘やかしてしまうだろう。
 それはまずい。
理屈であっても、理屈じゃなくてもやばいってわかる。
俺は詩羽先輩のヒモにはなりたくない。
事実上のヒモであっても、
対等な関係とはいかないまでも、
もがき続ける努力をしなければ、
俺は詩羽先輩の横に立つ自信を持てなくなってしまう。



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