タグ:佐倉杏子
さやか「何してんの?」 杏子「ん?」チュパチュパ
- 1: 2015/03/06(金)16:11:36 ID:wbZ
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杏子「見りゃ分かんだろ」チュパチュパ
さやか「…分からないから聞いてるんだけど」
杏子「ポッキーのチョコの部分だけ食べてるんだよ」チュパポキッ
さやか(あ。折れた)
杏子「ちくしょう…また最初からかよ」パクッ
さやか(かわいい)
杏子「例えなくなる世界だとしても」
- 1: 2015/10/26(月) 20:44:32 ID:4mVbldNs
- 叛逆から2周年と言うわけで書いたわけではないですが
久しぶりの投稿です。
まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」【後編】
- 327 : :2014/05/01(木) 11:51:18.06
~まどか視点~
差す夕日が不気味な影をつくる、ほむらちゃんの家の前。
人通りは無く、門の前でわたし一人、ポツンと立ち尽くしていた。
手を伸ばして、インターホンを鳴らす。
待つというほども無く、もう一人のわたしが玄関から出てくる。
彼女の笑顔はいつも通りに見えた。薄暗い中に彼女の瞳だけが光って、わたしを捉える。
思わず一歩下がる、そのわたしに声が飛ぶ。
魔まどか「あれ、わたしじゃない。どうしたの?」
まどか「ちょっと聞きたいことがあって」
魔まどか「?……まあ、とにかく、上がって上がって!」
笑って、ぐいとわたしの腕を引っ張る、いつも通りの、もう一人のわたし。
背後で、鉄の門が軋んだ音を立てながら、ゆっくりと閉まる。
前作:
まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」【前編】
- 1 : :2013/09/16(月) 03:31:47.93
目が、覚める。
閉じた目、暗い視界に、赤が満ちている。
目を開けるとまぶしい日の光が窓から差していた。
わたしはベッドの上で思い切り伸びをした。なんて気持ちのいい朝。
みんな、死んでしまったけど。
ついさっきまでの記憶が頭の中に蘇る。吐き気を催しそうになる。
あれだけのことがあったのに、わたしはこうして平和な朝を迎えた。
あまりに理不尽な、そう、これが魔法なんだ。そしてわたしは生きている。
みんなも生きている……この世界では。
見慣れた天井、見慣れた部屋、すべて悲劇に流されたはずなのに。
わたしはそれを巻き戻して、こうしてここに来た。ほむらちゃんと同じだ。
すごい違和感でめまいがする。ほむらちゃんはこんなことを何度も……?
いつも通りの動きで、時計を見る。日付と時刻がデジタル表示されている。
はっとした。わたしは証拠を見た。何週間も前の日付。
わたしはここで初めて、自分の現実を本当に理解できた気がした。
杏子「これが本当の愛と勇気が勝つストーリーって奴だ!」
- 2: 2013/12/28(土) 21:11:26 ID:iyh9E.Co
- 本作は前作の
杏子「愛と勇気が勝つストーリーってのにしてやろうじゃねーか!」
の続編となります。
新編のネタバレあり
また本作はシリアスSSとなります。 - 3: 2013/12/28(土) 21:13:19 ID:iyh9E.Co
杏子「愛と勇気が勝つストーリーってのにしてやろうじゃねーか!」
- 2: 2013/09/15(日) 17:20:55 ID:7GeV93yY
- さやか「誰かの幸せを祈った分…他の誰かを呪わずにはいられない…」
さやか「私達魔法少女って、そういう仕組みだったんだね」
さやか「あたしって…ほんと馬鹿…」
ゴゴゴゴゴ…
杏子「さやかぁぁっ!!」
シュイン!
オクタヴィア「キャァァァァァァァァ!!」
杏子「なんなんだよ…!てめぇ一体なんなんだっ!さやかに何をしやがった!!」
まどか「魔法少女、冬にて」
- 1: 2012/12/25(火) 19:23:37 ID:FXxa6b7Q
凍るような冷たい感覚を足先に感じ、少女──暁美ほむらは目を覚ました。
「……………」
ぼんやりとした視界で辺りを見回しつつ、華奢な身体を起こす。
身震いさせるほどの冷風が少女を襲う。ふと視線を下に向けると、素足が布団から洩れ出ていた。
触ってみると、自分の身体とは思えないくらいに冷たかい。
なるほど、これは想像を絶する寒さだ。今日は外に出るべきではないだろう。
そう納得し、布団の誘惑に負けたほむらは再度布団に潜り込む。
暖かい感触がほむらを包み込み、そのまま夢の世界へと誘う。
そして、
「ほむらちゃん、雪積もってるよ雪! 折角のホワイトクリスマスだし、お出掛けしようよ!」
微睡みに呑まれ、意識を手放す寸前。部屋の扉が勢いよく開かれた。ついでにそのまま冷たい風も流れ込んできた。
「………………」
もぞもぞと布団をうまく移動し、やってきた人物の顔を確認する。
そこにあったのは、満面の笑顔。
私が布団から出てくるのを今か今かと心待ちにする、鹿目まどかの姿がそこにはあった。
外は目眩むような、一面の銀世界。
ワルプルギスの夜を倒し、初めてのクリスマスがやってきた。